スピードガンの誤差
スピードガンは、照射した電磁波と反射してきた電磁波の測定値を比較し、計算で速度を測っていますから、
スピードガンで想定している正確な測定をしなければ、その測定速度には誤差がでます。
ほとんどのスピードガンは、球がスピードガンに向かってまっすぐ飛んでくるものを
測定するようになっていますから、野球のピッチャーの球速を測定する場合は、
マウンドに向かって真正面から測定しなければなりません。
しかし、真正面から測定しようとしても、ボールとスピードガンの間にはキャッチャーもいますし審判もいますから、
これらが障害物となって速度を測定することができません。
そこでボールとスピードガンの間に障害物が入らないように多少斜めにずらした場所から
スピードガンで速度を測定しているのが普通です。
そのスピードガンの設置位置や使用しているスピードガンメーカーの違いによって、測定結果に差が出てきます。
同じピッチャーが球を投げても、球場によって球速が変わってしまうのはそのためです。
横浜のクルーン投手が160km以上の球を投げたと測定されても、
本当に160km出ているのかどうかは微妙なところです(速いのは確かですけど)。
この球場による誤差の問題は昔から野球ファンの間で論争になっていますが、
未だにわからないことが多く、何を言っても推測の域を出ません。
最近は計算性能も向上しており、測定技術も向上しているのですから、
より正確に近い測定をすることはどこでも十分可能だと思うのですが・・・。
スピードガンの応用
スピードガンの原理を考えれば、同様の機能を持たせることにより、
他の速度の測定をすることが可能であることがわかります。
実際に、我々の身近なところでスピードガンの原理が応用されています。
その中でも有名なのはオービスでしょう。あの、スピード違反を取り締まっている自動速度測定器です。
ちなみに、このオービスという名称もスピードガンと同じくアメリカのボーイング社の登録商標です。
オービスから照射される電磁波の反射から自動車の速度を測定し、
一定以上の速度になったら反応して写真を撮るというものですが、
設置してある場所がわかってしまうと、取締りとしての効果は薄くなり、
違反防止のために設置してあるといってもいい状態です。
また、誤作動の問題もありますし、電磁波測定器(レーダー)を自動車側が取り付けていると
事前にオービスを確認することが可能なため、現在の道路における自動車のスピード測定方法も
このやり方ではなくなってきているようです。
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